実話なんだぜ・・・

時刻15:30
授業が終わり、学校からバイトに向かう。
大宮駅の前を通過しなきゃならんのです。



あそこ、ビラとかティッシュとか配ってる人多いのよね。
東口の、LOFT側のマック前あたり。
今日も頑なに、受け取るのを拒み続ける自分。






右手にカバン。
左手にケータイ。
耳にはイヤホン。
そして、ややうつむき加減に歩く。完璧。





と、右から女性が近づいてきた。
チラ見したら、茶髪ショートのキレイな方でした。
このまま歩くと交差するときにぶつかると思い、やむなく道を譲る。
譲ったと思ったそのとき。









笑顔でビラを差し出してきやがった。


「ハイ♪」じゃねぇよ。
ストレートすぎて笑っちまったじゃねーか。
「いや・・・」と苦笑いしつつ言って立ち去ろうとしたんですが。










なんか追っかけてきたんですよ。


ヒィ、助けて。
「そんなこと言わずにお願いしますー」みたいに言われました。
わかった貰えば退いてくれるんだなと思ってしぶしぶ貰ったら、
次は俺についていろいろ聞いてくる始末。
まだついてきてます。


なんで?どうして俺に?
こんなヒョロっとした冴えない男をどう陥れるつもりですか!
20かそこらのキレイな女の方に話しかけて頂いてるのに、
浮かんでくる感情が「恐怖」「疑心」で大半を占めてる俺。



「学生さんですか」「おいくつですか」「大人っぽい服ですね」
テンパりすぎて記憶がやや曖昧ですが、こんな感じでした。
どう応対したかと言うと、ここでパッシブスキル「とりあいず笑顔」が発動。




結局、30メートルくらい歩きながら話しました。
笑顔で質問に答えつつも、ちょっと今急いでます的な雰囲気で歩き続けてたら、
ようやく解放していただけました。実際急いでたし。











そのビラ。
妄想みたいな話だろ・・・実話なんだぜ・・・これ・・・


やたら熱心についてくるからキャバクラか何かかと思いきや、
なんと新作絵画展示即売会。
美術系大学の学生さんでしょうか。
まーヒマだったら顔出してみようかな。
1000円くらいの絵があったら買ってもいい\(^o^)/















バカかと。